赤帽とは

赤帽とは

赤帽車赤帽はお客様からお預かりした荷物だけを配送するチャーター便業務を主としておこなう運送業者です。一般的な運送業者はひとつの大きな会社に所属している社員がドライバーとして配送業務をおこないますが、赤帽のドライバーは「赤帽組合員」と呼ばれる個人事業主です。

全国47都道府県にある協同組合に所属し、独立した業務をおこなう一方で、組合員同士で助け合いながら業務をおこなうこともあります。昭和50年に日本で初めての軽貨物自動車による軽運送業として誕生した赤帽は、定期便やルート配送から宅配業務、単身引越しをはじめとした引越し業務、さらに緊急輸送など様々な配送に携わっています。
赤い帽子に赤いトラックというなじみあるスタイルは変わらないまま、分かりやすい料金体系と配送の早さ、急な依頼にも対応可能な柔軟さや最新の配車システムなどより身近で使いやすい専門業者として活躍の場を広げています。赤帽マウンテン運送では創業33年以上の実績とノウハウを生かした単身引越しに力を入れています。

赤帽の業務とは

赤帽の主となる業務は「お客様からお預かりした荷物を運ぶ」ことですが、細分化が進む運送業務に対応すべく様々な業務に対応しています。知っているようであまり知らない赤帽の業務にはどんなものがあるのか詳しく見ていきましょう。

・緊急配送やハンドキャリー便
薬や血液といった一刻を争う荷物を運ぶ赤帽の緊急配送は、イベントや会社の催しのための荷物を運ぶ際にもご利用いただけます。また当日にどうしても運びたい荷物がある場合、赤帽のトラックだけではなく新幹線や飛行機など最短ルートを利用して手荷物として運ぶハンドキャリー便も対応しており、あらゆるご要望にお答えします。

・引越し
赤帽ではお客様からお預かりした荷物だけを運ぶチャーター便として様々な引越しも取り扱っています。単身の引越しだけでなくご家族の引越しも可能です。近距離はもちろん、長距離輸送も対応していますので、急な引越しが決まった場合にもぜひご利用ください。

赤帽の料金について

赤帽は最大積載量が350㎏と決まっているため、かかる料金の計算は「走行した距離」もしくは「作業や配送にかかった時間」によっておこないます。これに休日や繁忙期の加算、東京都や大阪の発着では地区割増料金が加算されます。また即日の配達を依頼した際には、利用した手段によって料金が追加されるため見積もりよりも高くなる場合もあることに注意が必要です。

一方、引越し料金は最安値で14,300円となっており、これは全国共通です。ただし閑散期(11月12月ほか)の平日であること、作業員が一人で対応できる荷物だけであること、1階から1階への引越しであること、台車がスムーズに入れる場所であること、移動走行距離が短いことなど条件があります。それでも一般的な引越しの料金よりは格安であることが多いのでまずは見積もりをお願いしてみることをおすすめします。
どうしても繁忙期に引越しをしなければならないけれど、どの業者も予約で埋まっていて困っているといった場合にもぜひ相談してみましょう

赤帽のおすすめの使い方

赤帽マウンテン運送は、お客様だけのチャーター便という特性を活かし、単身引越しや配送に限らず多様な使い方が可能です。

・老人ホーム、介護施設へのお引越し
通常の引越しよりも荷物が少なくなる施設への引越しは、赤帽の利用がおすすめです。小回りが利くため、引越しの途中でご家族の家へ立ち寄るなどの対応も柔軟に承っております。ぜひお気軽にご相談・ご利用ください。

・長距離引越し
首都圏が発着地点のどちらかになる場合、赤帽マウンテン運送をご活用ください。貸切のチャーター便となるため、荷物の紛失の心配がありません。時期や曜日によりお見積り金額に差がございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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赤帽の取り組み

全国に荷物をお届けしている赤帽は、地域社会とのつながりを大切にしています。ここでは赤帽が独自におこなっている地域との連携や地域の皆様のお役に立てるよう進めている協力体制や取り組みについて詳しくご紹介します。

防災・防犯協定

赤帽は赤帽組合と各自治体との間で「災害時輸送協力協定」を結んでいます。近年日本では地震や台風といった自然災害が多く発生しており、災害時の対応が地方自治体や地域住民に求められています。赤帽は小型荷物輸送において小回りが効くという運送業の利点を活かし、緊急物資の輸送活動にご協力・連携をとる体制を整えています。さらに地域と住民の皆様の安全を守るため、業務中に知り得た犯罪や事故、不審者、傷病人、また違法行為の情報などを提供する「地域安全協定」、廃棄物の不法投棄を発見した場合に情報提供する「廃棄物不法投棄の情報提供に関する協定」等を自治体と締結し、地元の皆様のお役に立てるよう様々な協力体制を整えています。

引用元:全国赤帽軽自動車運送共同組合連合会「防災・防犯協定」

こども110番

さらに地域住民の皆様の安全と暮らしをお守りするため、赤帽ではこども110番にも協力しています。こども110番とは、近年増加している未成年者が巻き込まれる事件を未然に防ぐため、警察本部や行政機関の指導の下子供たちの見守りをする協力体制の一貫です。赤帽車両に「こども110番ステッカー」を貼り、パトロールや見守り、「こどもひなんの家」として支部を提供するといった取り組みも行っています。

引用元:全国赤帽軽自動車運送共同組合連合会「こども100番」

SDGsへの取り組み

赤帽は「よりよい世界を目指す持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組んでいます。17ある目標のうち、赤帽は「1.貧困をなくそう」「4.質の高い教育をみんなに」「10.人や国の不平等をなくそう」の3つを支援しています。その支援として具体的に取り組んでいるのが「交通遺児育英会」への寄付です。交通遺児育英会は、交通事故により保護者が亡くなったり重い障害を負ったりしたことで経済的に進学が困難となった子どもを支援している団体です。

赤帽では組合員が赤帽車を購入するたびに寄付をし、交通遺児育英会が掲げる「ハンドルの重みは命の重み」を忘れることなく業務に取り組むことで、よりよい地域社会を作るお手伝いをしたいと考えています

引用元:全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会「SDGs」

赤帽の沿革

年月 沿革
1975年5月 東京都練馬区平和台に事務所を開設。「庶民の庶民による庶民のための運送業」を目標に、当時既存の運送業者に敬遠されていた荷物を対象として、松石俊男初代会長を中心に数人で発足
1975年9月 赤帽軽自動車運送組合の名称で任意組合を設立。
1975年11月 東京都千代田区岩本町に共同配車センターを設置。
1976年7月 東京陸運局より協同組合として認可。名称:赤帽軽自動車運送協同組合。
1977年6月 東京都江東区冬木に組合本部及び配車センターを移転。全道府県に赤帽支部を設置、道府県単位の赤帽協同組合設立を計画し、都道府県44組合の設置を完了。
1978年8月 各道府県単位の赤帽協同組合の上部団体組織として、法人格の全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会創立。運輸(現国土交通省)大臣より認可。「運輸省(現国土交通省)認可自総230号」。
1979年4月 全国にブロック制を敷き、荷物の共同受注により、物流の円滑化を図る
1980年10月 東京都千代田区東神田に連合会本部及び配車センターを移転。
1981年4月 労働省(現厚生労働省)認可「全国赤帽労災防止組合」を設立。
1981年以降 ブロック各単位が各都道府県の中小企業団体中央会よりモデル組合の指定を受ける。
1982年以降 ブロック各単組が通商産業省(現経済産業省)各局長から、官公需適格組合証明基準に適合していることの証明を受ける。
1983年7月 連合会会員の所属員及び職員の福利厚生事業を行う「全国赤帽共済会」を設立。
1985年8月 赤帽誕生10周年記念行事を東京・新高輪プリンスホテルにて挙行。当日、松石初代会長が運輸(現国土交通省)大臣表彰を受ける。
1987年6月 第2代連合会会長に堀籠孝志が就任。
1990年6月 赤帽運賃料金の改定を実施。
1991年5月 厚生省(現厚生労働省)認可「貨物軽自動車運送業国民年金基金」を設立
1992年9月 商法改正に伴い、9種類のサービスマークを特許庁に登録申請。
1995年8月 赤帽誕生20周年記念行事を東京・新高輪プリンスホテルにて挙行。
1996年12月 あかぼうホームページを開設。
1999年5月 44組合にインターネット環境を整備。
2000年11月 社団法人(現一般社団法人)日本フランチャイズチェーン協会正会員登録。
2003年4月 連合会本部、全組合、関連会社・団体にインターネットVPNによる全国基幹ネットワークを構築。
2003年10月 連合会営業本部を分離独立し、赤帽物流株式会社を設立。
2004年2月 第3代連合会会長に小林則夫が就任。
2005年10月 赤帽誕生30周年記念行事を東京・新高輪プリンスホテルにて挙行。
2010年8月 東京都台東区浅草橋に連合会本部を移転。
2013年2月 株式会社全国赤帽と赤帽物流株式会社が合併し、社名は株式会社全国赤帽。
2013年10月 赤帽の北海道8組合を統合し、赤帽北海道軽自動車運送協同組合を設立。
2015年4月 赤帽運賃料金の改定を実施
2015年9月 赤帽誕生40周年記念行事を東京マリオットホテルにて挙行
2016年6月 「あかぼうくん」の新キャラクターデザインを採用
2022年3月 第4代連合会会長に川井博義が就任。
090-9142-6995

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